今日は八女市で憲法の講演。
八女市では先日も憲法講演を行い、今日はその続編ということで、憲法一般論から一歩踏み込んだこれからの課題などについてお話ししました。

安保法制は成立しましたが、自衛隊員が海外で戦闘行動に出るためには国会の承認が必要です。
そして、その場合、衆議院の優越はなく参議院が否決すれば、自衛隊が海外で戦闘行動を行うことができなくなります。つまり、参議院の議決で安保法制を骨抜きにできるということ。
とすれば、来年の参議院選挙の結果、参議院で、戦争に反対する議員が過半数を占めることが重要です。
だから、来年の参議院選挙が重要。とりわけ、福岡県は、これまで2人区だったのが、3人区になります。自民と民主で2枠とっていたところ、もう1つ枠が増えるということ。この1枠を安保法制を推進した公明党が取るか、戦争に反対する市民が取るか、大きな戦いになります。公明党はすでに候補者を立ててたたかいをはじめています。それもかなり強力な候補者です。
このような状況で、共産党や社民党が従来のように独自に党から候補者を出すのだとすれば、それは自民党と公明党を喜ばせる結果になります。
私たち市民からすると、共産党だろうが社民党だろうが関係ありません。戦争を防いでくれるかどうかだけです。それなのに政党人が旧来の組織の論理に固執してしまえば、市民からソッポを向かれ、この間立ちあがった市民までもが投票に行かないという結果になりかねません。
市民の側には覚悟ができています。
試されているのは政党です。共産党です。社民党です。あなた方が試されているんです。組織の論理で動くような馬鹿なことはしないように。あなた方が指示を仰ぐのは党本部ではなく、今も街中でたたかい続けている市民です。天神で今もスタンディングを続けている幼い子を連れたママ達、大学生達、そして、自分の考えでterra cafeなどに集っている組織に属さない市民の声を聴くべきです。

というような政党支持者からすると耳が痛くなるような話をかなり強くお話ししました。