市民と弁護士が行っている憲法学習会「terra cafe kenpou」

昨夜は,古川龍樹さん(生命山シュバイツァー寺住職)と八尋光秀弁護士から冤罪福岡事件と共謀罪についてお話を伺いました。

共謀罪は、犯罪をひとつ追加したというものではない。これまで犯罪というものは人を傷つけるとか、人を侮辱するとかその行為自体が非倫理的なものだった。
しかし、共謀罪は、二人で話をしたとか、双眼鏡を持ってバードウオッチングに行ったとか、銀行でお金をおろしたとか、その行為自体には何ら非倫理性はない。
それをも犯罪にしたというのは、憲法そして刑事手続が築いてきた自白だけでは犯罪にならないという補強法則を骨抜きにするもの。証拠もないのに一般市民を逮捕して有罪にできるというもの。
これによって捜査も変わってくる。警察機構自体が変わる。一般市民の中に警察が入り込む、それだけでなく高級官僚や裁判官、弁護士、自衛官といったところにまで警察が入ってくる。
警察の暴走を誰も止められなくなる。検察も裁判所も警察を止められなくなる。
治安維持法の復活。治安維持法下では、裁判も受けるまでもなく警察の取り調べで獄死。そもそも証拠がないのだから拷問して虚偽の自白をさせるしかない。
戦後、憲法が変わればこういうことは防げると思ったが、警察も裁判所も戦前のまま、福岡事件は日本国憲法のもと、旧来の姿勢のままの警察から白紙の調書に署名をさせられた。警察のこの姿勢は今も変わっておらず冤罪の温床となっている。
市民も、そして冤罪の当事者ですら、警察が悪いことするわけない、裁判官は分かってくれると思っている。
警察官一人一人は人としては悪い人ではないかもしれない。では、なぜ冤罪が続くのか、法律が悪い、制度が悪い、それを作る国会が悪い、勉強もせず官僚の言いなりの与党議員が悪い、単なる人気でそのような議員を選ぶ国民が悪い。

来週(8/1)の学習会はお休みです。大濠公園で花火を見物します。

再来週(8/8)は、翻訳家の黒木鞠子さんをお招きし「済州島のゴースト達」を視聴し、済州島四・三事件(1948年4月3日に在朝鮮アメリカ陸軍司令部軍政庁支配下にあった韓国の済州島で起こった島民の蜂起にともない、南朝鮮国防警備隊、韓国軍、韓国警察、朝鮮半島本土の右翼青年団などが1954年9月21日までの期間に引き起こした一連の島民虐殺事件)について学びます。

テーマ 済州島のゴースト達
報告 黒木鞠子さん(翻訳家)
日時 8月8日(火)19:00-21:00
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3-15-12)
参加 無料

【今後の予定】
terra cafe kenpouの今後の予定をおしらせします。
特に記載がない限り火曜日19時〜光円寺門徒会館(天神3丁目15-12)です。
予定は入れ替わるかもしれません。下記サイトでスケジュールをご確認ください。
http://ohashilo.jp/lawyer/goto/active/terra-cafe-kenpou/
なお急遽会場変更になることもございます。変更の場合は下記サイトでご案内します。
http://ohashilo.jp/blog/
8月1日 大濠花火大会(大濠公園)
8月6日(日)13:15 原爆と人間展(博多市民センター)
8月8日 済州島のゴースト達(黒木鞠子さん・翻訳家)
8月15日 お休み
8月22日 私が見てきた中国-日中不再戦・日中国交回復45年訪中団報告1(予定)
8月26日(土)17:30 ふれあい納涼祭(福岡朝鮮初級学校)
8月29日 私が見てきた中国-日中不再戦・日中国交回復45年訪中団報告2(予定)
9月5日 お休み