市民と弁護士が行っている憲法学習会「terra cafe kenpou」

今夜(9/19)は「天皇の軍隊と平頂山事件」の著者である高尾翠さんをお招きし「平頂山事件」についてお話を伺いました。
講師の高尾さんは、1929年、お父様が南満州鉄道の社員として撫順駅に赴任しました。その前年の1928年に関東軍の謀略によって張作霖が爆殺されています。
1931年9月18日、柳条湖事件。満州事変勃発。
1932年3月1日、満州国建国、9月15日、日満議定書調印、その夜、撫順炭鉱襲撃事件発生。9月16日、現在の中国遼寧省の北部において、撫順炭鉱を警備する日本軍の撫順守備隊(井上小隊)がゲリラ掃討作戦をおこなった際、楊柏堡村付近の平頂山集落の住民を虐殺(3,000人が犠牲になったと言われています)。
1937年、吉林省にて高尾さん出生。同年7月7日、日中戦争勃発、12月、南京虐殺。
1945年、敗戦
1946年、祖国日本へ(青島を発ち佐世保に上陸)。
平頂山事件では、守備隊長の計画に基づき実行。
守備隊長訓示「掃討の手段として、憲兵隊が平服で通訳と共に民家に入り、住民を騙して目的地にあつめる。憲兵の合図を持って、一斉掃射を始める。先立って重要な事は、家から一人残らず追い出して一か所に集めることであるが、村民の騙しが効かない場合、守備隊員は手段を選ばず任務を遂行すること」
虐殺後、守備隊は遺体にガソリンをかけて燃やし、崖を崩して現場を埋めて、その上に家を建てて事件を隠蔽。リットン調査団の目をごまかす。
敗戦後、高尾さんが帰国した日本は貧しく「日本は満州に何をしに行ったのだろう」という思いが時を経るごとに膨らんで行った。それは高尾さん一人の思いではなく、国の植民地政策に絡みとられた「満州」を生きた多くの人々の怒りにも似た悲しみの感情だと思う。
「ジョニーは戦場に行った」(ドルトン・トランボ著)を読んだ衝撃。そして、目も口も手も奪われたジョニーが何とか平和への想いを訴えようとしたことと同じように、骨となりもの言えぬ平頂山の犠牲者にも訴えたいことがあるのではないかと感じ、平頂山事件を研究し発表しなければと思った。
兵士が踏んだ犠牲者のブヨブヨした体、頭から飛び出した白い脳、生き残った村人を銃剣で刺し殺す瞬間のギャッという叫び声。匂い。これらは色を持って兵士の記憶に刻まれている。これを後世に残せないだろうか。

来週(9/26)は、水俣病や予防接種禍、諫早湾干拓、中国残留孤児、原発問題に取り組む馬奈木昭雄弁護士をおったドキュメント「闘う弁護士」を視聴します。国家が作り出した差別の構図の中で虐げられてきた者たちに寄り添ってきた馬奈木弁護士の姿勢は、沖縄の基地問題やこれから起こるあらゆる問題において、私たちに闘いの指針を与えてくれることでしょう。私たちが闘うべき敵は誰なのか。
「我々は絶対に負けない。なぜなら勝つまでたたかい続けるからだ」
今、闘っているみなさんにこそ見ていただきたい番組です。
ぜひご参加ください。

テーマ 「闘う弁護士」視聴(弁護士馬奈木昭雄のドキュメント)
日時 9月26日(火)19:00-21:00
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3-15-12)
参加 無料

【今後の予定】
terra cafe kenpouの今後の予定をおしらせします。
特に記載がない限り火曜日19時〜光円寺門徒会館(天神3丁目15-12)です。
予定は入れ替わるかもしれません。下記サイトでスケジュールをご確認ください。
http://ohashilo.jp/lawyer/goto/active/terra-cafe-kenpou/
なお急遽会場変更になることもございます。変更の場合は下記サイトでご案内します。
http://ohashilo.jp/blog/
9月26日「闘う弁護士」視聴
10月3日 お休み
10月10日 韓国市民運動交流(浅香勇貴さん・日曜コラムニスト,有田光希さん・iPOS主宰)
10月17日 韓国済州島報告(日高明子さん・日韓未来バスツアー参加者)
10月24日 調整中
10月31日 調整中
11月7日 お休み
11月14日 調整中
11月18日(土)14:30 コミセン和白ホール「蒼のシンフォニー」上映会(前売り1500円,当日1700円)