中国残留日本人孤児18名による「戦後七十年回憶録(日本語翻訳つき)」の出版記念報告会に来ています。

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敗戦時8歳だった中川蘭子さんの体験の一部を紹介します。
「父親と長兄には会ったことがありません。徴兵されたと聞きましたが、今に至るまで音信はありません。日本敗戦の前夜、妹は開原(遼寧省)で病死しました。(敗戦時)私たち一家は多くの日本人とともに、瀋陽の方角に向かって逃避行を開始しました。出発したばかりの時は家族五人一緒でしたが、すぐに匪賊の略奪に遭い、5歳の弟を背負った姉は行方が分からなくなってしまいました。母親はその時すでに発病しており、母が背負っていた3歳の弟も病気だったと思います。飢えと寒さが迫る中、弟がまず死に、ほどなく母も亡くなって、たくさんいた家族のうち、残ったのは私一人になりました。」

家族を失い大陸に取り残された幼い子どもがたどった人生は壮絶です。白黒写真でなく、あなたの子、あなたの孫と置き換えて考えてください。
何の責任もない幼い子ども達が過酷な運命を背負わされた原因は、すべてわが国の国策にあります。
それにもかかわらず、日本国政府はこの子たちを大陸に棄ててしまいます。

今、日本は再び同じ道を歩み出そうとしています。
満州国を牛耳っていた岸信介の孫安倍晋三氏が、祖父に代わって夢を実現せんとばかりに戦争の準備を着々と進めています。
日本の子どもたちが再び同じ悲劇に見舞われることはないかもしれません。
しかし、日本が南スーダンや遠くの国でアメリカと一緒になって戦争をすれば確実に多くの孤児を生み出します。戦争によって、資源は手に入るでしょう、金儲けはできるでしょう、でも犠牲になるのが日本人じゃければ良いんでしょうか。日本人であろうと外国人であろうと大人の金儲けのために子どもを犠牲にするのは絶対に許せません。

戦争を止めるのは私たち大人の責任です。
私たちは戦後70年、平和の中で暮らしてきました。自分が戦争の犠牲になるなど考えたこともありません。でも、安倍政治が続けば、子ども達は戦争の恐怖の中で生きていかなければなりません。
もう安倍政治を止めるしかありません。
どうか、選挙に行ってください。
そして、安保法制に賛成した党には絶対に投票しないでください。戦争に加担しないでください。犠牲になるのはあなたの子であり、あなたの孫です。

中国残留孤児達は、自らの大変な苦難を「貴重な財産」と言います。
そうです。子ども達に2度と同じ思いをさせてはならないという貴重な教訓、人類共通の財産です。

中国残留日本人孤児18名による「戦後七十年回憶録(日本語翻訳つき)」(中国帰国者九州連合会・日本中国友好協会福岡県連合会)は、1冊1000円+税で販売中。お求めは日中友好協会福岡支部、大橋法律事務所へ。
注文はこちら。
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