市民と弁護士が行っている憲法学習会「terra cafe kenpou」

明日(12/10)はお休みです。
来週(12/17)は死刑問題について考えます。その後希望者で懇親会を行います。

日時 12月17日(火)19:00-21:00
場所 光円寺門徒会館(天神3丁目15-12)
テーマ 死刑廃止は戦争回避への道
報告 岩橋英世さん(弁護士)

先日、福岡県弁護士会シンポジウム「日本の治安と刑罰 死刑を考える前の犯罪と刑事司法に関する基礎的知識(浜井浩一さん(龍谷大学教授、矯正・保護総合センター長)」に参加しました。
以下は僕のメモ。
反省すれば更生する…わけではない。
刑務所にいると社会との縁が切れて刑務所でしか生きていけなくなる(再犯率が高い)。一度受刑者になると社会復帰しにくい日本。
人に迷惑をかける人は社会から排除しようという雰囲気が日本社会には強い。
色々な背景で生じた犯罪を一人の実行犯の責任におとしめてしまう。それでは何も解決しない。
少年非行は激減している。少子化の影響をはるかに超えて減っている。各地で少年院や刑務所が廃庁となっている。ヤンキー少年は絶滅危惧種。なのに市民意識として非行は増えていると。
少年犯罪が激減する反面、高齢者の犯罪が増えている。今、日本の刑務所は老人ホーム化している。65歳以上の受刑者の17%が認知症傾向。
殺人はピーク時の1/3以下にまで激減。飛行機事故の確率よりも低い。しかも殺人を犯す人の年齢差がなくなっている。
人類史上最も人を殺さない平和な社会を実現した日本。にもかかわらず死刑存置。
治安と反比例して増える死刑支持率。殺人事件が減れば減るほど死刑支持がふえる。なぜか。殺人事件が減り、そのため、一つの事件について掘り下げて詳細に繰り返し報道される。特にワイドショー。そのため、視聴者は一つの事件に対する思い入れが深くなる。以前はセンセーショナルな殺人事件すら地方紙にさえ掲載されないのが実情だった。
治安には劇的に良くなっているのに、体感治安は悪くなっている。←学校現場もそう。今や「不良」も「ヤンキー」もいないのに、当時よりも校則は厳しくなり続けている。

terra cafe kenpouの今後の予定をおしらせします。
特に記載がない限り火曜日19時〜光円寺門徒会館(天神3丁目15-12)です。
予定は入れ替わるかもしれません。下記サイトでスケジュールをご確認ください。
なお急遽会場変更になることもございます。変更の場合は下記サイトでご案内します。

https://ohashilo.jp/blog/

12月10日 お休み
12月17日 死刑廃止は戦争回避への道(岩橋英世さん・弁護士)
12月23日(月) 諫早干拓現地調査(天神→諫早→天神)
https://www.facebook.com/events/467139857283350/
12月24日 お休み
12月31日 お休み
1月7日 お休み
1月14日 よみがえれ!有明海(後藤富和・よみがえれ!有明訴訟弁護団、岩井三樹さん・よみがえれ!有明訴を支援する会事務局長)
1月21日 調整中