市民と弁護士が行っている憲法学習会「terra cafe kenpou」

今日は、井下顕弁護士から自衛隊名簿提供問題についてお話を伺いました。
自衛隊名簿提出問題で問われているは「戦争する国づくり」

非核平和宣言都市(福岡県ではすべての自治体が宣言をしています)
http://www.nucfreejapan.com/member/japan/area?pref=40
なのに、自治体は自衛隊に募集対象者(高校生など適齢者)の名簿を提出しています。安倍総理に言わせれば、名簿を作成して自衛隊に閲覧させるだけでは足りず、作成した名簿を自衛隊に提供したり、ダイレクトメールに貼る宛名シールまで作らないと協力したことにならないと(安倍総理「都道府県の六割以上が新規隊員募集への協力を拒否している」)。
ちなみに福岡市は名簿を閲覧させています。
https://www.nishinippon.co.jp/sp/item/n/486929/
今、自民党は憲法に「自衛隊」を明記する憲法改正を掲げています。今回の参院選で自民党・公明党・維新の会が2/3を維持すれば憲法改正にまっしぐらでしょう。安倍総理は来年までに改正すると公言しています。
安倍総理は憲法に「自衛隊」を明記しても何も変わらないと言います。何も変わらないのであればなぜ変えるのか。憲法に「自衛隊」を明記することで「自衛隊」を根拠に市民の人権が制約されることが懸念されます。憲法に自衛隊が明記されていない今でさえ自治体は私達の個人情報を自衛隊に提供しています。憲法に自衛隊が明記されるとさらに広範な人権制約が行われるでしょう。僕はそんな世の中は嫌です。だから、この参議院選、絶対に投票に行くし、安倍総理の憲法改正に明確に反対する候補者を選びます。

来週は、日高明子さん(友好と平和のための東アジア近現代史研究会)をお招きし「神社と孔子廟~政治思想から読み解く日韓の近代~」をテーマにお話を伺います。
朴槿恵大統領の退陣を求める「キャンドルデモ」には、韓国人の3人に1人が参加をしたと言われています。一方、日本では選挙の投票ですら半分近くが棄権をしている状況です。
ともに東アジアに位置し、長らく隣国として交流を続けている日本と韓国ですが、中国にならい儒教(朱子学)を体制教学とした韓国(李氏朝鮮)と、そうしなかった日本(徳川幕府)とでは政治体制に大きな違いがありました。そのことは両国の民の政治意識にどんな違いを生んだのでしょうか。
政治思想史の観点から、日本と韓国の近代の相違点を考察します。
お楽しみに。
日時  7月16日(火)19:00-21:00
場所  光円寺門徒会館(天神3丁目15-12)
テーマ 神社と孔子廟~政治思想から読み解く日韓の近代~
講師 日高明子さん(友好と平和のための東アジア近現代史研究会)

【今後の予定】
terra cafe kenpouの今後の予定をおしらせします。
特に記載がない限り火曜日19時〜光円寺門徒会館(天神3丁目15-12)です。
予定は入れ替わるかもしれません。下記サイトでスケジュールをご確認ください。
なお急遽会場変更になることもございます。変更の場合は下記サイトでご案内します。
https://ohashilo.jp/blog/

7月16日 神社と孔子廟~政治思想から読み解く日韓の近代~(日高明子さん・友好と平和のための東アジア近現代史研究会)
7月23日 fukuoka aginst racism/コリアンヘイトからゼノフォビアへ(GONZO)
7月30日 被爆者として憲法改正に反対する理由(吉崎幸惠さん・被爆者、浦明徳さん・被爆二世)
8月6日 お休み
8月13日 お休み
8月20日 調整中
8月27日 調整中