なぜ講演の際にレジュメを配布しないのか、手抜きじゃないのか、その理由を開示してくださいとのご指摘を受けましたので、以下ご説明いたします。
現在、紙で資料を配ることは、環境保護(気候変動対策)の観点からできるだけ控えるべきとされています。いわゆるペーパーレス化です。決して手抜きで紙を配布しないのではありません。
私が所属している日弁連公害環境委員会においても、10年近く前から紙の資料を配布することをやめています。紙の代わりにプロジェクターで資料を投影したり、メールでPDFファイルを送ったり、最近ではZOOMの画面共有機能を使っています。
会場で冒頭に申したとおり、プロジェクターで投影した資料をデジカメやスマホで撮影することは自由ですし、むしろ積極的に撮影して欲しいところです。
そうすることが、紙で配布するよりも、参加できなかった人も含めて多くの人に情報を伝達することができるからです。この点も冒頭で、今日聞いたことを自分一人で「良い話を聞いた」で終わらせないでくださいと言ったのはそういう趣旨です。
たしか、私は、講演の最初に、ここに参加している方ひとりひとりがSNSで100人の人に拡散してくださいと言いました。紙の資料だと100人に拡散するのはかなりの手間と資源が必要ですが、スマホだと撮影した画像をクリックするだけで簡単に100人の人に情報を伝えることができます。
また、最後に私のフェイスブックやツイッターにつながって欲しいとして、SNSを紹介しましたが、この講演の後に、さっそく何人かの方が私にSNSで連絡をしてきました。中には、今回の講演を受け実際の行動に移そうとする学生もいて、それらの方とは、講演の内容よりもさらに深く実践的なことをアドバイスいたしました。もちろん、要望があれば、今回の講演のデータをお送りするようにしています。