これは門司港までわざわざ行く価値があるよ。
「伊藤孝司写真展 平壌の人びと」
写真を見てビックリ、伊藤さんの話を聴いてさらにビックリ。
かの国にも、私たちと同じように家族の幸せを願いフツーの生活をする人達がいる。こんな当たり前のことを僕らは忘れてないか。たまたま生まれた地域や時代が違うだけで、そこで生活するのは僕と同じ人間。
そして、注意しなきゃいけないのは、朝鮮に対する僕らのイメージが朝鮮が飢餓に見舞われた 1990年代で止まっちゃってるってこと。
あれからもう25年よ。僕は1968年生まれやけど、25年前って言ったら1943年(ガダルカナル島陥落、山本五十六司令長官戦死)やんね。そのイメージで僕らの世代を見られちゃたまらんよ。つまり、そのくらい浦島太郎状態の色眼鏡で僕らは朝鮮を見てるんじゃないかってこと。
伊藤さんの写真に写る朝鮮の普通の人達の姿は、高校生の頃の福岡の街の空気と似ている。そして、今でもちょっと郊外に行けば普通に目にする光景。それが今の朝鮮やった。
写真展は、12月27日(火)まで旧門司税関にて。
伊藤さんのギャラリートークは毎日14:30から。
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#平壌の人びと