「警固界隈」と呼ばれる子ども若者たち。

深夜の警固公園には帰る家がない若者達が羽を寄せ合うようにして朝を待ちます。

親や教師からの虐待、中には性的虐待を受けてきた子も。

この子達に、家に帰りなさいと言うのは絶望を告げることです。

この子達の中には自殺を考えた者も多くいます。

この子達に必要なのは排除ではなく安心できる居場所です。

今、警固公園では多くの市民グループが毎晩のように若者の居場所を提供しています。

私は、社会福祉士や医師らとともに毎週月曜日夜、警固公園でフリースペース「イルタテエ」を開催しています。

ドラムやギターを演奏していると、多くの子ども若者が集まってきます。一緒に歌ったり差し入れのおにぎりやお菓子を食べている中で、この子達はポツリポツリと自分のことを語り始めます。中には言葉を失う程壮絶な経験をした子もいます。

この子達が法律事務所に辿り着くことはありません。この子達にとって、スーツを着た大人は自分達を騙す悪い人だからです。

そうであれば、弁護士が警固公園に足を運びこの子達と一緒の時間を過ごし彼らの言葉に耳を傾けることが大切だと思います。毎回30〜50人の子ども若者が訪れます。

ぜひ皆さんもイルタテエに遊びに来てください。子ども達と一緒に楽器を弾いたり、ボードゲームを楽しんだり。その関わりの中でこの子達は心を開いていきます。でも、ネクタイやスーツはダメですよ。そして差し入れを忘れずにね。

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