雑誌「市民の意見」に掲載

「子どもを取り巻く環境を人権の視点で考える」

役員選考委員会という謎の組織からの一本の電話で、福岡市立警固中学校のPTA会長に選ばれた。立候補もせず選挙も経ず、今どきこんな非民主的なやり方で組織の役員が決まることに驚いた。役員選考委員は、私に「PTA会長って座っているだけで良いですから」と言った。馬鹿にされているのかと思ったが、せっかくの機会なので座っているだけじゃない会長になろうと思い引き受けることにした。

PTA会長として中学校に通うようになって驚いた。学校以外の場所では耳にすることがない罵声や怒号が校内の至る所から聞こえてくるからだ。いずれも教師の生徒に対するものである。私は弁護士として少年鑑別所や拘置所、少年院などに通うが、そこではそんな声を耳にすることがない。あまりに苦しくて学校に1時間いるのが限界である。

この環境で子どもたちは毎日過ごしている。しかも逃げ場はない

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https://www.iken30.jp/bulletin/185/?fbclid=IwAR0npmPevBhqQfRYgVHML9vijt1Mz52dK-2kYl7P_e1SNk7IsR4lHua83ag