2005年から13年間、日本弁護士連合会「公害対策・環境保全委員会」「自然保護部会」の委員として活動してきました。この間、副委員長、自然保護部会長をつとめさせていただきました。
今回、後輩と交代する形で日弁連の委員を5月末で退任することとなりました。
13年間、環境保護の先進地、環境破壊の最前線に足を運び現地の方々と話をしてきました。この経験は大きな財産となりました。
・釧路湿原(北海道)
・大雪山(北海道)
・白神山地(青森県、秋田県)
・アサザプロジェクト(茨城県)
・千葉の里山(千葉県)
・谷津干潟、三番瀬(千葉県)
・東京湾(東京都)
・鎌倉市の里山(神奈川県)
・木曽の山林(長野県)
・佐潟、福島潟(新潟県)
・豊田市、岡崎市の里山(愛知県)
・木曽岬干拓地(三重県)
・志摩市の干潟再生(三重県)
・中池見湿地(福井県)
・琵琶湖(滋賀県)
・豊岡市(兵庫県)
・宍道湖、中海(島根県、鳥取県)
・鞆の浦(広島県)
・祝島(山口県)
・檮原市(高知県)
・四万十川(高知県)
・有明海(長崎県、佐賀県、福岡県、熊本県)
・安心院(大分)
・屋久島(鹿児島県)
・やんばる(沖縄)
・辺野古、大浦湾(沖縄県)
・泡瀬干潟(沖縄県)
・佐敷干潟(沖縄県)
・漫湖(沖縄県)
・渡嘉敷島(沖縄県)
・久米島(沖縄県)
・コスタリカ
・ヘルシンキ、ミッケリ、リンナサリ(フィンランド)
・ストックホルム、ヨンショーピン、ヴェクショー(スウェーデン)
・ボルネオ島(マレーシア)
・ニュー サウスウェールズ州、ヴィクトリア州(オーストラリア)
・ロンドン、イングランド・ノーフォーク地方(イギリス)
・パリ、セット市トー湖(フランス)
・順天湾(韓国)
・四大河川事業(韓国)
など、たくさんの場所に足を運びました。
とりわけ豊岡市での市民と行政の取り組みは僕の中で自然保護の指針となりました。
フィンランドでは人生を謳歌する豊かな暮らしを体感しました。
第10回ラムサール条約締約国会議(2008年、韓国昌原市・順天市)、第10回生物多様性条約締約国会議(2010年、名古屋市)、第12回生物多様性条約締約国会議(2014年、韓国平昌市)などの国際会議に参加できたことも良い経験になりました。
日弁連の最大の行事である人権擁護大会で下記4つの決議の採択に関わりました。
「野生生物との共生のための生物多様性保全法の制定を求める決議」2006年・釧路大会
「地球温暖化の危険から将来世代を守る宣言」2009年・和歌山大会
「豊かな海をとり戻すために、海岸線の新たな開発・改変の禁止、及び沿岸域の保全・再生の推進を求める決議」2012年・佐賀大会
「生物多様性の保全と持続可能な自律した地域社会の実現を求める決議」2017年・滋賀大会