「災害からの復興支援とLGBT」研修のご案内
LGBT(女性の同性愛者であるレズビアン、男性の同性愛者であるゲイ、両性愛者であるバイセクシュアル、性別違和のある方であるトランスジェンダーの頭文字。性的マイノリティの総称です。)は100人いれば数人は必ずいるといわれるほどありふれた個性であり、どの地域にも必ず生活しておられます。 しかし、災害時には、プライヴァシーを確保し難い生活のなかで個人の脆弱性が表面化・可視化・客体化されやすいこと、個人の困りごとや被害が、非常時だから仕方がないという扱いを受けやすくなること、相談支援機関の欠如・弱体化などから、LGBTが日頃からかかえている様々な困りごとが、なおさら深刻になり、あるいは支援を受けがたい状況になることが懸念されます。 そこで、弘前大学 男女共同参画推進室専任担当教員であり、2016年に支援者や自治体向けに災害時の対応策をまとめた「にじいろ防災ガイド」を作製するなど、災害時におけるLGBTの方々への支援活動を日本国内において始めた先駆者である山下梓氏と、LGBT支援活動を続けていく中で、2016年に発生した熊本地震を実際に経験した川口弘蔵氏をお招きして、災害復興におけるLGBT特有の困りごとや、どのような配慮が可能かということについてご講演いただきます。 地域の方々と一緒にLGBTの人権について知り、誰にとっても過ごしやすく安全な避難や災害復興について考える機会としたいと思います。 LGBTに関する基礎的なことからお話しいただく予定です。どなたでもふるってご参加ください。
日 時 2019年9月17日(火)午後3時~午後5時(予定)
場 所 福岡県弁護士会 2階大ホール(先着200名)
(福岡市中央区六本松4丁目2番5号 TEL:092-741-6416)
講 師 山下梓さん(弘前大学助教)
川口弘蔵さん(「レインボーパレードくまもと2016」共同代表)
費 用 無料
※事前のお申し込みは不要です。※ご来場の際は、公共交通機関をご利用ください