福岡市の中学校で教師からいわれのない暴行や叱責を受けるなどしてPTSDを発症し不登校になった事件についてのお願い
弁護士 後藤富和
事件を担当している弁護士です。
当該生徒はチラシの内容を把握していませんでした。
当初、教師の言い分のみを報道した新聞社は、その後記事を撤回しています。
仮に、育毛剤のチラシに教師が立腹したとしても、生徒の言い分を聴かずにいきなり後ろから首を掴み廊下を引きずり、階段の踊り場に放り投げ約30分に渡って大声で叱責することが許されるものではありません。ましてやこの教師は一連の暴行の後、保護者には言うなと口止めまでしています。
この生徒は、教師を擁護し生徒を責めるインターネット上の情報に接し、PTSDの症状が悪化し自殺を企図するまでに追い詰められています。
いかなる理由があろうと、この教師が行った暴言暴行、長時間にわたる叱責を正当化できるものではありません。
軽々に生徒を責める言動をすることは生徒の命すら奪いかねない危険性があります。どうぞお控えいただければと存じます。
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