福岡市は12月1日午前10時にJアラート緊急速報メールを流し、福岡市営地下鉄全線を緊急停車させます。
この訓練は無意味なばかりでなく、極めて有害です。
そもそも、日本の都市がミサイル攻撃の対象となる具体的な危険性はありませんし、今やるべきことは、危険を煽り市民の心に相手国に対する負の感情を植え付けることではなく、相手国との粘り強い対話を通して武力行使に出ることのないよう相手国を追い詰めてしまわないことです。
また、もし万が一、ミサイル攻撃に対する訓練が必要になったとしても、今、日本各地で行われている、頭を抱えてその場でしゃがみこむというやり方で本当に命が守れるはずがありません。
かつての空襲で多くの市民が犠牲になったのは、空襲恐るに足らず逃げずに消せと誤った訓練を繰り返した結果、多くの市民が逃げずにその場に留まってしまったことが原因です。日本政府や自治体、隣組、教師達が互いに忖度しあって競うように誤った訓練をしたことによる結果です。その過ちを再び繰り返そうとしています。
仮に訓練をやる必要があるのなら、もっと真面目にやれ!もっと真剣にやれ!頭を抱えてしゃがみこんで生きることを諦めるようなことはするな!と声を大にして言います。あんなんで命が守れると子ども達が信じてしまった時、大人達はどう責任を取るのか。
訓練はそもそも必要ないものですし平和の構築に向けては敵愾心を煽るだけで有害です。そして、今各地で行われている避難訓練については、もしどうしてもやるというんだったら真剣にやれ!生きることを最後まで諦めずに真剣に訓練をやれ!
私たちは福岡市に対しJアラート訓練の中止を申し入れます。
趣旨に賛同の方はぜひご参加ください。
皆様の方で独自に申入書を作成された場合は20部ご準備ください。
日時 11月27日(月)13:00
集合 福岡市役所市議会棟7階議員応接室
主催 九条の会福岡県連絡会)
http://www.city.fukuoka.lg.jp/shimin/bousai/bousai/mailkunren.html