安保法制違憲福岡訴訟控訴審の証人尋問でした。
証人は学習院大学の青井未帆教授。
安保法制は、政府解釈を前提にしても一見極めて明白に違憲。
ここで裁判所が憲法判断をしないのであれば防火壁を守るという裁判所の役割に悖る。
切迫した状況にあることは明らかである。
戦争の準備をするべきではなく、平和の準備をするべきだ。
他国のために、自国が攻撃もされていないのに、先制攻撃をする。これが国会で憲法議論もなく閣議決定された。
平和を守るためにわれわれに何ができるのか。
この状況においても具体的な権利侵害がないとして裁判所は憲法判断を避けるのか。
じゃあ、いつになったら裁判所は判断を示すのか。
アウシュビッツに向かう貨車に乗せられる時か、選別される時か、銃を向けられた時か、ガス室に入れられた時か、焼却炉に投げ込まれた時か。
今の裁判所は、焼却炉で焼かれ灰になった後にようやく重い腰を上げるだろう。でも、その時には違憲だとは言えない。裁判官を含めて決められたことを黙々とこなす歯車になってしまう。
誰が決めたのか、いつ決めたのかよく分からないまま、決まり従い人を貨車に詰め込む。決まり従い人を選別する。決まり従い人を燃やす。法律で決められた通りにきちんと役割をこなすだけ。
今その一歩手前。学校は既にそうなってる。
気づいている人は気づいてる。