今こそ読むべき本

日本で暮らし、日本のマスコミが流す情報だけに接する内、私たちは知らず知らず、経済発展のためには原発再稼働もやむなし、もう原発事故は起こらない、中国や北朝鮮は話し合いができない国、だから軍事力で国を守らなきゃいけない、米軍側は日本を守ってくれる、中国の脅威に対抗するために南スーダンの派兵が必要、と信じ込まされる。
それは70数年前の日本の姿と同じ。
同じ過ちを繰り返さないためにも、冷静にこの国の姿を見ることが必要。
イスラエル空軍に従軍し「国のために死ぬのはすばらしい」と信じてきたイスラエル人の典型であったダニー氏が、国を離れ外からの目でイスラエルを見、そして一見平和な日本を見たとき、本当の日本の姿が浮かび上がってくる。
今こそ読むべき本。
「偏ってる」との評価もあるだろう。
しかし「平和」に偏って何が悪い。人が死ぬのに接し「命が大切」と「命は大切ではない」という両方の意見があるから放っておくというのか。それは結果として「命は大切ではない」つまり戦争や原発の推進に加担することとなる。公平中立という一見もっともらしい言葉を使って戦争に偏るということ。
傍観者でいることはカッコ悪い。

「国のために死ぬのはすばらしい?」ダニー・ネフセタイ著


https://www.amazon.co.jp/国のために死ぬのはすばらしい-ダニー・ネフセタイ/dp/4874986072