『反ナチ脱走兵とドイツ司法 もう一つの「ヒトラーに抵抗した人々」を語る』
(講 師:對馬 達雄・秋田大学名誉教授)
日 時:2017年8月26日(土)14:00~(13:30 開場)
場 所:都久志会館 大ホール(福岡市中央区天神4丁目8-10)
講 師:對馬 達雄 氏
★對馬 達雄 氏 プロフィール★
1945年 青森県生まれ。東北大学教育学部卒,同大学院教育学研究科博士課程中退。秋田大学名誉教授,教育学博士(東北大学),元・秋田大学副学長,同教育文化学部学部長。
近著「ヒトラーに抵抗した人々~反ナチ市民の勇気とは何か~」(中公新書2015年)が注目を集めている。
今年,日本国憲法は,施行から70周年を迎えました。
私たちは,先の大戦で,国の内と外とにおいて,生命を奪い,奪われ,多くの人権が侵害されるという,戦争の被害と加害の両面を経験しました。
私たちは,この歴史を痛切に反省し,この70年間,基本的人権の尊重,恒久平和主義,及び国民主権を基本原則とし,立憲主義を根本理念とする憲法とともに歩み,戦争を起こすことなく,平和の尊さを実感できる社会を実現し,この憲法をよりどころとして,憲法が保障する基本的人権の内容を充実させてきました。
ところが,近年,特定秘密保護法の制定,安全保障法制関連法の成立,「共謀罪」法の成立,といった,憲法の基本原則や根本理念に反する立法等が相次いでいます。
かつてドイツでは,当時世界で最も民主的であると言われたワイマール憲法の下で,ナチス独裁が成立し,第2次大戦を惹き起こしました。
しかし,そのドイツにも,生命をかけてユダヤ人の救援活動をした人々,ナチス独裁と戦った勇気のある人々が少なからずいました。
そこで,「ヒトラーに抵抗した人々 ~反ナチ市民の勇気とは何か~ 」(中公新書)の著者である對馬達雄名誉教授を講師としてお招きし,その歴史を紐解きながら,日本社会のあり方について,皆さんと共に考えたいと思います。
※本講演会は、日本弁護士連合会による「日本国憲法施行70周年全国アクションプログラム」の1つとして開催します。)
主 催:福岡県弁護士会
共 催:日本弁護士連合会,九州弁護士会連合会
問合せ:福岡県弁護士会(TEL:092-741-6416)
http://www.fben.jp/whatsnew/2017/07/post_480.html