市民と弁護士が行っている憲法学習会「terra cafe kenpou」
昨夜は、詩人の谷内修三さんをお招きし「詩人が解明-言葉の奥の危ない思想-憲法9条改正,これでいいのか」をテーマにお話を伺いました。
憲法9条1項は「日本国民」が主語。「国権の発動たる戦争と〜武力の行使」を「放棄する」と。9条2項も「日本国民」は「陸海空軍その他の戦力」を「保持しない」。「日本国民」は「国の交戦権」を「認めない」と。
自民党改憲案9条の2は、主語がはっきりしない。「日本国民」が主語だとすると何だかおかしい。自衛の措置をとることを「妨げず」とあるがこれは政府(自民党)はこう解釈するという意味。だとすると、主語は「政府(自民党)」か。「政府は」という主語が隠されている。「内閣総理大臣を最高の指揮監督者とする」
印象的だったのは、間違った読み方をする人の意見が大事ということ。つまり自分で改憲案を読んでみて、その結果、政府解釈とは違う解釈に至った場合、その政府見解と違う解釈という方が実は改憲の真意である可能性があるということ。情報を軽視し平気で国民にウソをつく現政権の姿勢からすると政府がこの改憲はこういう趣旨だと説明しても、それを信用することなんてできないですもんね。
来週(6/5)はお休みです。
再来週(6/12)は、原田和明さん(北九州市立大学職員)をお招きし「五ケ山ダムの枯れ葉剤」をテーマにお話を伺います。
お楽しみに。
テーマ「五ケ山ダムの枯れ葉剤」
講師 原田和明さん(北九州市立大学職員)
会場 光円寺門徒会館
福岡市中央区天神3丁目15-12
日時 6月12日(火)19:00-21:00
【今後の予定】
terra cafe kenpouの今後の予定をおしらせします。
特に記載がない限り火曜日19時〜光円寺門徒会館(天神3丁目15-12)です。
予定は入れ替わるかもしれません。下記サイトでスケジュールをご確認ください。
なお急遽会場変更になることもございます。変更の場合は下記サイトでご案内します。
6月5日 お休み
6月12日 「五ケ山ダムの枯れ葉剤」原田和明さん(北九州市立大学職員)
6月19日 18:30 アミカスホール「安倍改憲の本質(後藤富和弁護士)」(南区9条の会)
6月26日 調整中
7月3日「強制不妊手術〜優生保護法の闇」星野圭弁護士,國府朋江弁護士
7月10日 調整中