市民と弁護士が行っている憲法学習会「terra cafe kenpou」
昨日は、阪神教育闘争について学習しました。
4.24教育闘争70周年記念「4. 24教育闘争とは何だったのか」
【背景】
1945年、終戦後、帰国準備としての朝鮮語教育→国語教習所
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計画輸送完了に伴う敵国民(日本人)扱い
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1947年5月2日(日本国憲法施行の前日)、最後の天皇勅令で 外国人登録令の施行→朝鮮-日本間の合法的移動封鎖
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教育事業が反恒久的事業に。「国語教習所」→「学校事業」 として発展(1947年には500数十校、学生6万余名に)
1947年10月13日、日本政府に対するマッカーサー指令
1948年1月24日、文部省通達
・在日朝鮮人も日本の公立学校に就学する義務がある
・義務教育期間としての各種学校はこれを認めない
→事実上の民族教育の閉鎖令
3月31日、山口県庁前で1万人規模の人民大会開催。 事実上の命令取り消し。4月20日、閉鎖命令の解除
宮城県では朝鮮人の自主教育を認め学校費用の全額援助
4月24日、兵庫県知事、閉鎖令撤回。
同日22:30、米軍神戸基地管内において非常事態宣言発令。 警察を米軍憲兵司令官の指揮下に置く理由不問で逮捕。 検挙者は軍事裁判に回付。日本の法律に依るを要しない。
4月26日、金太一(16歳)、警察によって射殺される。
4/24-4/29、逮捕者約2000名。
5月5日、朝鮮人教育対策委員会と文部大臣との間で覚書交換。 朝鮮人教育は教育基本法と学校教育法に服従。 私立学校として認め、課外活動としてのみ朝鮮語教育認める。
1949年4月4日、団体等規制令発布
10月19日、吉田内閣による学校閉鎖令により朝鮮学校閉鎖。
【4.24弾圧は単純な学校弾圧ではない】
・始まりはマッカーサーの司令
・苛烈化はGHQの直接介入から
→逮捕者に対し留置場内では「南朝鮮の単独選挙を支持するか」 という尋問がなされ、支持するとした者を釈放。 朴柱範は拷問により事実上の獄死。
【米国の東アジア戦略と南朝鮮単独選挙】
当時、アメリカは日本占領とともに朝鮮も支配。 朝鮮に新たに成立する政権を親米とする必要があった。しかし、 他の連合国の目があり無茶はできない。 朝鮮では日本と戦った独立闘争を戦った人々に支持が集まった。
親米国家を作るために
→南朝鮮のみの単独選挙
→流血選挙
田中山口県知事意見書
来週(5/29)は,詩人の谷内修三さんをお招きし「詩人が解明 -言葉の奥の危ない思想-憲法9条改正,これでいいのか」 をテーマにお話を伺います。
お楽しみに。
テーマ「詩人が解明-言葉の奥の危ない思想-憲法9条改正, これでいいのか」
講師 谷内修三さん・詩人
会場 光円寺門徒会館
福岡市中央区天神3丁目15-12
日時 5月29日(火)19:00-21:00
【今後の予定】
terra cafe kenpouの今後の予定をおしらせします。
特に記載がない限り火曜日19時〜光円寺門徒会館( 天神3丁目15-12)です。
予定は入れ替わるかもしれません。 下記サイトでスケジュールをご確認ください。
なお急遽会場変更になることもございます。 変更の場合は下記サイトでご案内します。
5月29日「詩人が解明-言葉の奥の危ない思想-憲法9条改正, これでいいのか」(谷内修三さん・詩人)
6月5日 調整中
6月12日 インドネシア(弥栄睦子さん)
6月19日 18:30 アミカスホール「安倍改憲の本質(後藤富和弁護士)」( 南区9条の会)
6月26日 調整中
7月3日「強制不妊手術〜優生保護法の闇」星野圭弁護士, 國府朋江弁護士