有明海再生のための学習会等のご案内
平素、有明海沿岸の農業・漁業の再生のためご尽力いただき感謝申し上げます。
1997年、諫早湾干拓事業によって有明海の環境は激変し甚大な漁業被害が発生し、多くの漁業者が自ら命を絶ちました。2010年12月、福岡高裁は、国に対し、3年以内に排水門を開放するよう命じました。しかし、履行期限が経過しても国は排水門を開けず、確定判決を履行しないという異常事態が継続しています。
今年1月22日、長崎地裁において和解協議が持たれました。長崎地裁の和解案は、国が開門準備対策を進めない中で、開門した場合の「被害」だけを強調し、漁業者に対しては、開門せずに有明海の再生策の実施と解決金の支払いをもって和解に応じるよう勧める、まったく一方的なものでした。
国がやるべきことは、万全の対策工事を行い、開門をしても農業に悪影響が出ないことを明確に示し、開門に不安を抱く方々が安心して農業を営める環境を作ることです。そして長年に渡る被害で苦しむ有明海の漁業者を救済することです。国には、有明海再生のための開門の実現へリーダーシップを取ることが求められています。
現在の有明海の状況、そして、開門確定判決をめぐる訴訟の状況、解決のために国がやるべきことなどについて、学習会を行います。有明海の漁業者からも訴えを行います。
また、学習会終了後、同じ会場で農水省担当者と開門に関する協議を行います。
皆様のご参加をお待ちしています。
とき 2月3日(水)12時から
場所 衆議院第2議員会館第5会議室
【院内報告集会】 12時〜13時
【農水省交渉】 13時〜14時
また、翌2月4日(木)8時30分から、最高裁前でも要請行動を行います。ご参加をお願いします。