福岡市西市民センター「みんなで選挙に行こう!(野党共闘の意義と課題)(講師石川捷治九州大学名誉教授)」(ふくおかさんくす・選挙制度と議員のあり方を考える市民の会)に参加しています。
「上からのクーデター」のなかに位置づけられた選挙
・2014年7月の閣議決定=憲法クーデターの始発点
・立憲主義を取り戻せ(2014年7月以前に戻せ)
安倍政権が目指すもの
・現代版の国体明徴運動
日本政治の現在と今回の選挙
・ベクトルの方向はファシズム(ここまで来てしまった今日の日本)
・加害者になっていいのか
・歴史の分岐(不可逆的(ノーリターンポイント)の接近)
・クーデターの終着点(ファッショ化のノーリターンポイント)
今回の参議院選挙の特徴と私たちの課題
・小選挙区制の下での野党の共闘(市民の危機感と世論・運動が野党共闘を押し上げた)
・主権者としての覚醒(各地でデモや集会、講演会、宣伝やスタンディングなど多様な行動が展開)
・市民と4野党のスクラム(与党・補完勢力の焦り)
・市民自身の統一戦線運動(市民が憲法的価値を本気で実現しようとする動き)
・急激な変化(反動化)には自然発生的統一戦線が生まれる
・政党にお任せでない、政党と市民の関係をどうつくるか
・18歳選挙権(若者たちの置かれた状況を理解し、世代間の共闘をどう創るか)
今回の選挙は極めて重要です。「改憲」を阻止しうる議席を野党が確保できるかが焦点です。「100年に一度の運命の政治の夏」「100年の方向を決める夏の陣」とかの表現も見られます。現実は厳しいのですが、これほど可能性に富む選挙も珍しいと思います。各メディアからさまざまな情報が流されますが、私たちは主体的に判断する必要がありそうです。
「福岡の奇跡」を起こそうではないですか。