本日、福岡警固教会で開催しました「よか給食食べさせたい!〜食べて応援?学校給食と放射性物質〜」(主催:原発なくそう!中央区の会、中央区9条の会、terra cafe kenpou)に、予想をはるかに超える70名もの皆さんにご参加いただきました。
ありがとうございました。
特に、小学生の子や、入学を控えた子を持つお母さんやお父さんに参加していただきました。
遠くは筑豊や県外からもご参加いただき、この問題に対する関心の高さが伺えました。

imageP

講師の雨宮康子さんとえとう真実さんには、子どもを内部被曝をさせないためのこれまでの取り組み、そして今後の課題についてお話しいただきました。

image

特に以下のコメントが印象に残りました。
放射能というのは目に見えない。だから可視化する必要がある。そのために計測する必要がある。それなのに風評被害などと言う。計測しないから風評被害になるのであって、風評被害というのであれば徹底して計測して見える化すべき。
放射能には感情はない。気の持ちようで立ち向えるものではない。あくまでも客観的な数値が大事。それなのに「食べて応援」などと情緒的な言葉を用いる。情緒的な言葉で放射能が安全などというのは疑った方が良い。

会場では、グリーンコープ、MOA、ファームなどのオーガニック食材を使用した大学芋やスコーンなどでマルシェを楽しみました。

image

image

【参考資料】
現在、福岡市が公開してくださっている産地公開のPDFはこちらです。
なぜ、学校で全保護者に配布されていないのか、みなさんから学校や教育委員会へお問合せいただけると、周知徹底をしていただける大きな力になると思います。
ぜひこちらの資料をご活用いただき、問合せのご協力お願いいたします。
福岡市教育委員会HP
http://www.city.fukuoka.lg.jp/kyoiku/01.html
福岡市学校給食に関するページ
http://www.city.fukuoka.lg.jp/…/ke…/life/kyushoku/index.html
福岡市小中学校で毎月配布される献立表
http://www.city.fukuoka.lg.jp/…/ke…/life/kyushoku/006_2.html
すべての食材の産地を公開してくださっているページ
http://www.city.fukuoka.lg.jp/…/life/kyu…/shokuzaisanti.html

【雨宮さんから】
本日は、震災後からこれまでの、福岡市学校給食の安全性の向上に関わるお話をさせていただく機会を設けていただきまして、誠にありがとうございました。
ひとりが10回問合せや申し入れをするよりも、10人が1回ずつ問合せをすることが、いかに効果的に教育委員会や学校を動かすことに繋がるか、そういうお話もさせていただきながら、やはり沢山の方に感心を寄せていただくことと小さくてもいいのでアクションを起こすことの大切さを再確認させていただきました。
不満ばかり口にするのではなく、具体的にどういうアプローチでどういうところへどのような形で行動を示せば動いてくれるのか、今日は具体的にそういうお話もできて大変良かったなと思います。
大人の無関心と無責任で招いてしまった原発事故で汚染されたこの日本、これから子どもたちはここで暮らさなければなりません。
知識や知恵を広げ、放射能汚染にはなんの責任もない子どもたちの健康被害を少しでも少なくするために、たくさんの人が声を掛け合って被曝予防に関する情報を共有できる仕組みを一緒に考え作っていきましょう。