弁護士としていじめ問題や理不尽な校則や行き過ぎた指導によって学校に行きづらくなった子ども達の事案を取り扱う中で以下の内田さんの分析は僕の経験とも合致します。
「出来事を隠蔽するどころか、捏造さえしてしまう。これが、追い込まれた組織がときにとってしまう反応である。学校は日常的には、決してそのような悪事をはたらく組織ではない。むしろ子どものことを第一に考えてくれる組織である。それがひとたび重大事案に出くわしたとき、被害者の存在にまで思いをめぐらせることができず、自分たちの保身を優先し、被害者に対して無慈悲な対応をとってしまう。そこに、二次被害が生じる」(「学校ハラスメント 暴力・セクハラ・部活動-なぜ教育は『行き過ぎる』のか」内田良著より)
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