福岡)県弁護士会歴代会長が安保法制法案廃案求める

県弁護士会(斉藤芳朗会長)の歴代会長を務めた有志20人が14日、安全保障関連法案に反対する声明を出した。歴代会長が連名で声明を発表するのは初めて。安倍晋三首相と衆参両院議長、各政党代表に声明文を送る。
声明は「自国が攻撃されていないのに他国間の戦争へ軍事的に関与できるようにする集団的自衛権の行使は、戦争を放棄し交戦権を否認した憲法に違反している」と指摘。「政府は憲法を守らなければならないという立憲主義にも反する」として廃案を求めている。
20人のうち9人が同日、県弁護士会館で会見。「憲法という国の基本ルールを守らないのは許されない」「正々堂々と憲法改正の手続きを踏むべきだ」などと訴えた。
県弁護士会は、廃案を求める市民集会を22日午後6時から警固公園(福岡市中央区)で開く予定。問い合わせは同会事務局(092・741・6416)へ。(安田桂子)

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