市民と弁護士が行っている憲法学習会「terra cafe kenpou」

先日(12/6)のterra cafe kenpouは、浦照明さん(結〜ふくおか代表)、星野圭弁護士、國府朋江弁護士から、福岡市の重度訪問介護制度の問題についてお話を伺いました。
重度訪問介護とは、重度の肢体不自由者その他の障害者であって常時介護を要するものとして(中略)、居宅における入浴、排せつ又は食事の介護(略)及び外出時における移動中の介護を総合的に供与することをいう。
「比較的長時間にわたり」日常生活に生じる様々な介護の事態に対応するための「見守り等の支援」
浦さんの状況
重度訪問介護 496時間(8:00-24:00) ※支援費制度の時は423時間(8:00-21:00)
移動中介護加算115時間(75時間は通院分)
身体介護 47時間
趣旨
・人格の尊重
・生命、身体の保持
・生活の保障
24時間の必要性
人格の尊重?
介助されれば自分でできるのになぜオムツをつけなければならないのか。
法の趣旨「障害の有無によって分け隔てられることなく」が実現されているとは言えない実態。
仕事では活用できない。僧侶である浦さんは、お寺に行く際の移動支援を受けることができない。
福岡市は「公共の福祉」「政教分離」を理由に支援できないというが、「公共の福祉」は人権と人権が衝突した場合の調整原理であり、行政対個人の人権が対立する場面で持ち出すべきものではない。それは、「公益」を根拠に人権の制約を認めた自民党改憲草案と同じ発想。
「政教分離」は行政が特的の宗教を支援することを禁じるものであるが、浦さんがお寺に行くことはお寺を支援することにはならず「政教分離」に反するはずがない。
福岡市は、一見もっともらしく聞こえるデタラメな理由で障害者の権利を迫害している。
社会保障ではなく、自己責任(例えば自民党憲法改正草案24条1項「家族責任)に押し込めようとする風潮。その風潮を後押しする自民党憲法改正草案。

来週(12/13)のterra cafe kenpouは、河谷靖さんを講師に北東アジアの植民地史、特に南満州鉄道(満鉄)及び後藤新平にスポットを当てます。お楽しみに。

日時 12月13日(火)19:00
場所 光円寺門徒会館(天神3丁目15-12)
テーマ 北東アジア植民地史「国策会社・南満州鉄道(満鉄)の序論的考察-後藤イズムと国策」
講師 河谷靖さん(日中友好協会福岡支部)

terra cafe kenpouの今後の予定をおしらせします。
特に記載がない限り火曜日19時〜光円寺門徒会館(天神3丁目15-12)です。
予定は入れ替わるかもしれません。下記サイトでスケジュールをご確認ください。
http://ohashilo.jp/lawyer/goto/active/terra-cafe-kenpou/
なお急遽会場変更になることもございます。変更の場合は下記サイトでご案内します。
http://ohashilo.jp/blog/

12月13日 北東アジア植民地史「国策会社・南満州鉄道(満鉄)の序論的考察-後藤イズムと国策」(河谷靖さん・日中友好協会福岡支部)
12月20日 忘年会
12月27日 お休み
1月3日 お休み
1月10日「バークレー市民がつくる町」上映会
1月17日 お休み
1月24日「若者が考えるわたしたちの未来、これからの日本-現状編」(浅香勇貴さん・日曜コラムニスト)
1月31日 「中村哲 百の診療所より一本の用水路を」(藤田千代子さん・ペシャワール会)