市民と弁護士が行っている憲法学習会「terra cafe kenpou」

今夜(4/19)は、金見倫吾さん(筑紫女学園大学非常勤講師、浄土真宗本願寺派僧侶)と中川一晃さん(浄土真宗本願寺派僧侶)を講師に若手僧侶が語る平和についてお話しいただきました。
仏教と日本国憲法の平和観が非常に近いこと、仏教と戦争遂行のシステムとしての靖国神社は相容れないものであることなどが良く理解できました。

宗教的な権威が政治利用されてきた、そのあり方を否定したのが釈迦。人間の平等、命の平等に向き合い、現実の差別を直していくのが仏教の教え。
親鸞の「神祇不帰依」
民族宗教:呪術や占い。支配権力の神聖化。集団同調、階層的社会、所与の社会観の成立基盤
普遍宗教:民族宗教の否定。創唱宗教。支配権力の要求する価値を超越した原理に立脚。非権力的・人格的社会の実現を志向。
普遍宗教の典型として成立したのが釈迦の仏教。
しかし、仏教が日本に伝来するにあたっては民族宗教の一種と理解されていた(支配者は被支配層に問題意識を持たせたくない)。
聖徳太子は仏教を民族宗教と捉えることの誤りを指摘した。
親鸞は、仏教に帰依することは民族宗教から解放されることという仏教本来の立場を明確に提示した。「国王に向いて礼拝せず、父母に向いて礼拝せず、六親に務へず、鬼神を礼せず」
親鸞の宗教的立場は階層的人間観を生み出す神祇信仰の拒否。神を拝むことの拒否。拝むことを強制されない自由。
この親鸞の考えは当時の支配層の反感を買い法然や親鸞は追放された。
報復の否定
集団同調ではなく自立した主体の確立
「『国家への忠誠』一般を拒否したところからの運動こそが、真に(憲法)第九条を実質化しうるであろうが、それは、国家を超える原理に立つことなしには”非国民”として立つことを支えうる根拠を持つことなしには、どうしても成立しないものである。われわれが、われわれの側に確立しなければならないと考える主体とは、いかなる国家体制にも埋没することのない、国家と真正面から対峙しうる、そういうものである。浄土を根拠として立つとは、そういうものではないのか」(福嶋寛隆「われわれは平和を語りうるか」浄土真宗本願寺派安芸教区編「浄土真宗の平和学」)
ヤスクニ問題
「英霊顕彰」の意味
・感情の錬金術
「国のせいで死んだ」(悲しみ)→「国のおかげで死なせていただいた」(感謝・癒し)
→国家の戦争責任を問う視座の喪失
→「いのちは国(共同体・組織)の所有物・手段」という非人格的思想を醸成
・感謝→あとにつづけ
「ありがとう」のあとは「またよろしく」となる。
「 ありがとう」ではなく「ごめんなさい」。
「ごめんなさい」のあとには「もうしません」となる。
英霊に感謝ではなく「ごめんなさい」と言うこと。
国家神道は非常に手の込んだ民族宗教と言える。戦死者を生み出すことを社会が受け入れること、つまり戦争遂行のシステムとして機能している。

日時 4月26日(火)19:00
場所 光円寺門徒会館(福岡市中央区天神3-15-12)
テーマ 4.28って何の日?沖縄にとって特別な日
講師 柴田一裕さん(ならゆん沖縄)

terra cafe kenpouの今後の予定をおしらせします。
特に記載がない限り火曜日19時〜光円寺門徒会館(天神3丁目15-12)です。
予定は入れ替わるかもしれません。下記サイトでスケジュールをご確認ください。
http://ohashilo.jp/lawyer/goto/active/terra-cafe-kenpou/
なお急遽会場変更になることもございます。変更の場合は下記サイトでご案内します。
http://ohashilo.jp/blog/

4月26日「4.28って何の日?沖縄にとって特別な日」柴田一裕さん(ならゆん沖縄)
5月3日13:15「憲法九条は世界の宝だ」宝田明さん(俳優)福岡市民会館1000円
5月10日「戦前の政治家山本宣治を知っていますか?(前)」
5月17日「戦前の政治家山本宣治を知っていますか?(後)」
5月20日(金)-23日(月) 第3回日韓未来バスツアー(韓国)
5月24日 調整中
5月31日 休み
6月7日 日韓未来バスツアー報告(予定)
6月14日 福岡の戦争遺跡「振武寮」を知っていますか(予定)
6月19日(日)福岡戦争遺跡フィールドワーク(予定)
6月21日 沖縄戦(予定)