福岡市立横手中学校でキャリア教育「夢授業」に弁護士として参加。


中学1年生の質問に答えました。ちなみに僕は中学生の頃「弁護士」って職業を知りませんでした。
弁護士になるためには何が必要ですかとの質問に「空気読まないこと」と答えました。
多数が決めたことや、何となくの空気が支配している時にも、「それっておかしいっちゃない」と言える感覚が大事だと。弁護士というと決まりを守らせる人のように思うかもしれんけど、多数決で決まったことでも「それはおかしいんじゃないか」「少数派の意見も取り入れるた方が良いよ」と言ったり、時には決まりを疑い、声をあげて変える、それが弁護士の仕事だと答えました。
正義とは何か。高校生の時、手塚治虫「アドルフに告ぐ」を読んで、ナチスの将校だったドイツ人のアドルフが子ども達を守るためにパレスチナでユダヤ人のアドルフと対峙する。どちらも「正義」を掲げて。一体「正義」ってなんなのか。今のガザもそう。
歴史ってのは年号を暗記することじゃない。なぜユダヤ人がパレスチナに国を作りたかったのか、そこに住んでいたパレスチナの人達は。歴史を勉強するってのは今社会で起こっていることの原因がどこにあるのか、解決するためにはどうすれば良いかを考えるために必要な勉強なんだと。
せっかくの機会なので僕も色々な方からお話を伺いました。保護課の職員、警察官、ドローンパイロット、バイオリン職人、うどん屋、ウエディングプランナーなど。


中学生の頃に各分野で活躍する大人の話が聴けるって良いね。